トッケビ2次続編 第1話 赤い服の女
=花嫁は記憶をどんどん失いはじめていた
=なんとか忘れまいと、必死にノートに書きなぐっている
これが運命なのよ
=いつからいたのか、女が一言答えた
=男の目には止められない涙があふれていた
=心からの声で、叫ぶ
運命だと?
いい加減にしろ
もてあそぶんじゃない!
もし罰というなら、過ちを犯した当人だけでいいじゃないか
あいつがいったい何もしたっていうんだ?
これでいったい誰が幸せになるっていうんだ?
いつまで続けるつもりなんだ!
=この男なら、答えはわかっているはずだった
=しかし、ただあらがわずにはいられないのだ
=女はそれ以上は何も答えず、無表情のままどこかに向かった
=男はうつむいたまま背中を向けて、その場を立ち去った
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