トッケビ2次続編 第18話 決心

=サニーは自宅を引き払う準備を始めた

 

本当にこのお値段で良かったですか?
もう少し高く購入頂ける方を探せますが
=不動産屋は事情があるようには思えたが、世間相場よりも安い価格で契約してもらった事に逆に恐縮していた

 

いいのよ
急いでいるから
そのかわり、上階の住人だけには今後も負担が発生しないように、しっかりとお願いね
鍵は明日、郵送で送るわ

=サニーは上階のウンタクの事だけを頼み、サインをして契約を済ませた

 

勿論です
必ず、お約束します

=そういって、不動産屋は契約書を受け取った


=自宅での最後の夜、サニーはウンタクのラジオ番組に匿名で投稿した
=シンや死神に直接会うと決心が鈍りそうで怖く、そこで思いを打ち明ける事にした

 

(私にはやらなければいけない事があるの・・・ゴメンナサイ、、お元気で)

 

=サニーは投稿を済ますと、自身の涙を指で一回拭き、最低限の物だけを詰めたバックを持ち、家を出た


=シン、死神、ウンタクはラジオから流れる内容が、サニーからである事がすぐにわかった
=シンと死神は、サニーの記憶がずっと残っている事をはじめて知った

=ウンタクは急いで自宅に戻ったが、もう、引き払った後だった
=死神も必死にサニーを探しが・・・見つける事はできなかった

 

どうして・・・、、なぜ打ち明けてくれなかったんだ
=死神は呆然とするだけだった

 

=サニーは知らない街にいた

 

さすがに、検討もつかないわね
ま、全部当たれば、彼の方から私を見つけてくれるはずよ
だって、私はトッケビの花嫁候補なんだから

 

=サニーは手当たり次第に街を訪ねる事にしたものの、自身が男の剣が見えているだけで、探せる自信も持ちようもなく、不安を吹き飛ばすのに精一杯だった

 

=そんなサニーに老婆が一人、声をかけてきた
あなた、誰かお探し?

 

=サニーは驚いた
え?私、そんな風に見えます?

 

=老婆は微笑み、答えた
ええ、そう顔に書いてあるわ
愛しい人でも探しているのかしらね

 

=サニーは少し照れくさそうにしていた
そうなの、大切な人・・・のうちの一人なんだけど、探しているの
でも、全然検討がつかなくって

 

=老婆は答えた
そうねえ・・大切な人はあっち、、そう、東の方に行けばあえる・・・
なんて昔からの迷信があったわね

 

=老婆はそういって指を差した

 

そうなの?・・・・う〜ん・・じゃ、そうする事に決めたわ!
どうせ、あてはないんだもの、とりあえずそっちへ行ってみるわ
ありがとう、おばあさん!

=今のサニーには、はじめて会う人の言葉でもありがたかった
=サニーの足取りは、すこし軽くなっていた

 

みつかると良いですね・・・
=老婆はそう言って見送ると・・

きっと、みつかるわよ
=そう言い直し、若い女に姿を変えた

 

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