トッケビ妄想終わりに向けて

また土曜日の晩には間に合わず。。夜が明けてしまいました

スミマセン m(__)m

 

あと3回くらいで終わりにしようかと頭の中で色々やってるんですが

前章同様に、終わらせ方が2パターンできてしまってます

どっち選ぼうかなあ・・・と

選ぶ方向で話かわってくるしなあ。。。

それに、このままだと、また「第3章」をはじめてしまいそうでw

 

というわけで、どっちかずっと迷いながら書いているので

しばらくは、週末どちらかでアップします

(逃げた・・・笑)

どうぞ、よろしくです

 

今回のお話は、復活祭です

あ!別にクリスマスだからって、わけじゃないよ

(自分でも今気がついた! 驚!)

 

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第1章

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トッケビ2次続編2 第19話 惜別

**数時間前2

 

「ほんとに行くのね・・」
「ああ、俺しかできない事だからな・・すまない・・」
「謝る事はないのよ、私がそう話してあなたが決めてしまった事なんだし
ただ、、、」
「ただ?」
「私自身、役割を外れたところでの正直なところは、、」
赤い服の女は、そこで黙ってしまった
神父が女の顔を見た時、少し涙ぐんでいるように見えた

 

「もう、あなたに会えなくなるかもしれない事が辛いのよ」
女は普段より、一段と女らしかった
「大丈夫だよ、この剣をシンにブッ挿すだけなんだから、それで俺がどうにかなるわけではないさ、きっと」
神父はいつも通り、冗談にして女を慰めようとした

 

「あなたって、いつもそうよね」
女もそれを分かって、微笑み返した
両手の指先で溢れそうな涙を自分の手で拭うと、神父に言った

 

「その剣を彼に刺せば、恐らく彼はトッケビに戻ると思うわ
その後、あなたがどうなるかは、、、私には分からない」
「ああ、何度も聞いたさ
もしかしたら、死神になるかもしれないし、それとも悪霊にでもなるかな?」
「どうとも言えないわ・・・」
「このまま人間でいるかもしれないって事もあるだろう?」
「・・・ないとは言えない、、」
「だろ?悪霊になるなら、退治してくれればそれでいいさ
ま、俺、強いから退治は大変だろうけどな」
神父は自身の不安をなんとか自身で解消しようとしているようにも見えた

 

「あなた、、、本当にいい人よね」
「ん?今さらなんだよ」
「ええ、本当にいい人よ、妹の事があるとしても中々できる選択ではないもの」
「そう見えるかもしれないな、、、」

神父は真面目な顔になって言った

 

「俺はな、昔、前世で妹を助けられなかっただろ?
それが、今、シンをトッケビに戻す事で罪滅ぼしになるかもしれないんだ
それに、妹の生まれ変わりであり、シンの花嫁の生まれ変わりであるかもしれない今の妹の前世の記憶も戻るなら、シンのやつもやりなおせる事ができるだろう
そうなれば、俺にとっても一石二鳥なのさ
誰も不幸になんからならないさ」

「でも、、、あなたは・・・」
「ほら、そこですぐに後ろ向きになるだろう、大丈夫だって、かわりに俺が死ぬ事なんてないさ
それとあともうひとつ、あるんだよ」
神父は自分の話に付け加えた

 

「俺はな、俺自身が自決してトッケビになる時、結局は誰も助けられなかったんだよ
シンや仲間達をある意味置き去りにして、一人で妹達家族のところへ行ったんだから、、、みんな死んでたけどな・・・」
神父は自身が前世でシンの友・部下として戦士であった頃、王の反逆によりシン達が殺されるかもしれないと分かっていた時、その持ち場から離れて妹達がいる村へ一人戻った時の事を思い出していた

 

「だから、これでシンが花嫁とまた上手くいくような事になれば、あいつに少し借りを返せる事になるのさ」
「・・・止めても仕方ないのよね」
女はまた、泣いてしまいそうになっていた

 

「はは、まるでお別れみたいじゃないか・・・ちゃんと帰ってくるさ
これからも宜しくな、そうさ、これからもずっと」
女は神父のその言葉を聞いて、そのまま涙をこぼしてしまった
神父は女を自分の方へ寄せ、強く抱きしめた

 

「愛してるよ」
「ええ、私もよ」

 

「じゃあ、いってくる」
「はい、気をつけて」

 

神父は傍の黒いケースに入った剣も持って、シンの家に向かった妹に伝えていた、あの場所に向かった

 

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第1章

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トッケビ妄想天井がまわってます

ああ、また1日遅れてしまいました

ごめんなさい・・・

身体が変になってしまいまして・・・

 

昨日は午前中だけお仕事だったんですが、

帰宅途中になんだか、視界がへんだなあ・・と思いながら家まで着いたんですが

途端に、天井がぐるぐる回転し始めて、「え?何?これ?」って感じでした

目が回るって、本当に回るんですね

初経験!!

 

とりあえず、目をつむっても回ってる感が治らないので、そのまま寝る事にしました

「すぐには寝られんやろうなあ、、」と思ったのもつかの間、寝れましたw

 

今日も朝早くに目が覚めたんですが、まだ少しぐらつき感は残ってます

そんな感じで書いたので、ちょっと短めですが良かったらどうぞ

 

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第1章

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トッケビ2次続編2 第18話 願い

**数時間前

 

「あれ?あの人・・・」
彼女は視界の少し遠くで目に入った一人の老婆に見覚えがあった
「誰だい?知り合いかい?」
「うん、ほら、この間話したでしょ
占い師さんよ
この手のひらを見てくれた」
「ああ、君の将来は幸福だと保証してくれた人だね」
彼氏はそう、優しく答えた
「そうそう、どうしてここにいるのかしら?先生〜!!」
彼女はその老婆のことを先生と呼んでいた
目は最初から合っているはずなのに、その老婆は何も気づいたそぶりもしない
彼女は聞こえていないのかと思い、彼氏の手をとって、老婆の方へ小走りに向かった

 

「先生、お久しぶりです!
覚えてくれてますか?ほらこの手、以前みてもらった者です」
彼女は名前よりも両手の手ひらの傷のような深い真一文字の手相を見てもらった方が覚えているだろうと思い、老婆の方へ手のひらを向けた


「・・・ええ、もちろん覚えているわよ。。。」
老婆は一言だけ、返事をした
「今日は彼氏と一緒なんです、紹介しますね、えっと・・」
彼女が彼氏の名前を言おうと彼氏の顔へ視線を向けたが、表情が少しこわばっていると感じて少し躊躇してしまった


(ん?緊張しているのかしら?)

 

「その箱、、、」
老婆は両手で小さな木箱を持っていた
その箱は数日前、シンと神父、神父の彼女の赤い服の女(ヒト)と四人で話をした時に見た木箱そのものだった
「あなたは・・・」
彼氏は老婆の目を見て、気がついた
その姿は老婆であるけれど、目の前にいるのは、神父の彼女である事を

 

「この木箱・・・この木箱を拾ったのよ」
老婆のその言葉はどこか不自然で、今、とっさに作ったような話し方だった
老婆はそのまま、それを彼女に差し出した
差し出された彼女は、自然に受け取った


「何か入っているの?見てもいいかな、持ち主の手がかりわかるかもしれないしね」
彼女はそういって、木箱の蓋をすぐに開けた
彼氏は横でずっと黙っている

「あれ?これ、スマートフォンじゃないの? かなり古いものね、、
それも2つも入っているわ。。それと、」
彼女はスマートフォンの下にある裏返しの写真を1枚手にとった
「あれ??これシンさんじゃない? それに、神父さんの妹も一緒に写ってる!」
その写真はシンがトッケビであった頃にウンタクと一緒に撮った写真だ


「もう一枚は、、、ん??」
彼女はそれを見て少し黙ってしまった
「私???ちょっと、ねえ、これ、私??、それに、この横の男の人って、、神父さん・・かな?」
彼女はそういって、彼氏にその写真を見せた
その写真は、神父がトッケビであった頃に、彼女の前世であるサニーと一緒に撮った写真だ
「ああ・・それは、、」
彼氏はどう答えようか迷っていた
シンと神父からは前世での話はまだしないよう、口止めされていたからだ
「神父さんと一緒に撮ったのかい?」
彼氏は知らないふりをする事にした
「撮った覚えないんだけどなあ、、こんな服、私持ってないし。。。
それにこの写真、だいぶと古い感じするんだけどなあ、、」
「なんだろうね・・・それより、どうしたんですか?」
彼氏は彼女との話しを中断し、老婆に尋ねた

神父の彼女が老婆の姿で自分たちの前に現れ、木箱を持っている事を不自然に感じていた

 

「・・・・」
老婆はすぐには答えなかった
いや、答えられないようだった
「何か、あったんですね?」
「・・・・彼を止めて欲しいの、、きっと、後悔してしまうから」
それを口にした老婆の目は、少し悲しそうに見えた
「彼??先生って、彼氏いるんですか?」
彼女は事情を何もしらないまま、彼氏と老婆の顔を数回いったりきたりして様子を伺っていた
「どこにいるかわかるんですか?どうして、、あなたが行けないわけでもあるんですか?」
老婆は何も言わず、視線を下に落とした


「・・わかりました、じゃ、僕が今からすぐに行きます!」
彼氏は老婆のその表情から自分に頼んでいるんだと察し、行くべきだと判断した
その口調は力強かった
「え??今から行くって、どこに?なんで??」
彼女は二人を見て、不思議でしょうがないようだった
「場所、わかりますか?」
「たぶん、慰霊碑に二人でいると思うわ」

老婆はそう答えた
「慰霊碑ですね、わかりました! 今日のデートは中断にしよう、さ、行くよ」
「え〜!!行くって、慰霊碑って聞いただけでどこかわかるの?もう、わけわかんない!
先生、何か大事な事なのだけは分かるから、とりあえず彼氏と一緒に行ってきますね」
そう彼女が言う間もなく、今度は彼氏が彼女の手を取って、駆け出した

 

「ねえ、慰霊碑ってだけでどこかわかるの?これって、シンさんか神父さんのどっちかの落し物って事よね?」
彼女は駆け出しながら、彼の方を見て聞いた
「ああ、それは神父さんの大事な物だよ
慰霊碑ってのは、恐らく二人のお墓さ」
「?シンさんと神父さんのお墓??ねえ、この木箱もそうだけど、何か知っているの??」
「ああ、少しだけね
いつか、話はするよ
とりあえず、今は急ごう
あの人、、君の先生の感じだと、何だかやばい感じがするんだ」
「確かに先生、前にあったより元気はないような気がする・・・うん、わかったわ!」
彼氏は彼女がそれ以上の質問をせず、ついてきてくれると返事してくれたが少し嬉しく、彼女の方を向いて軽く微笑んだ
「ありがとう」

 

**慰霊碑の前で

 

「きっと、ここだよ、降りよう」
彼氏はそう彼女に伝え、一緒にタクシーを降りた
「お寺なのかしら?こんなところにあるなんて、知らなかったわ」
彼女はキョロキョロと周りを見渡して、彼氏に視線を戻した時、彼氏が首からぶら下げている以前に神父からもらった指輪に目が止まった
「あら?その指輪・・太陽があたっているからかしら、なんだか、光って見えるわ」
彼氏はそう言われ、自分の胸元を見た
確かに、少し光を放っているように見えた
「ふふ、呼ばれているんじゃない?」
彼女は冗談で、そういったが、彼氏は何か神妙な面持ちだった


「・・・先に見てくるよ、君はここで待ってて」
「は?一緒にいかないの、ここまで連れてきて!」
彼女は少しムクれたようだった
「・・・いや、ほら、ここの石段長いだろ?
もし、上に二人がいなかったら面倒じゃないか
だから、僕が先に見てくるよ」
「う〜ん、もう。。分かったわ、居たらすぐに呼んでね」
「ああ、勿論さ!」
彼氏は彼女には見られたらまずい事でもあるような気がして、そういうと一人、シンと神父がいるであろう上に向かって走っていった

 

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第1章

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トッケビ妄想サイバーマンデーすべってる?

以前からアマゾンのセールファンですw

日用品から何から、いまではそのほとんどがアマゾン発!

昨日からお祭り「アマゾン サイバーマンデー」!!

 

https://www.amazon.co.jp/b/ref=GWD_CMHero?node=3959621051&pf_rd_p=87f42193-1065-443f-8ca3-742793b64335&pf_rd_r=5KF33X368PMG2V4M1RF7

 

・・・の、はずが、、、あれ?本当にお祭りセール??

いつものセールと遜色ない感じが・・・

お気に入りにいれてた購入予定品を見ても、それほど変わらず・・・

おすすめのお品を見ても、ビックリするくらいの製品は見当たらず・・・

 

あれ?もしかして、今回のサイバーマンデー、すべりました?

気のせいでありますように!

 

今日のお話は、時間軸が前話と前後しますが、それも良し!

m(__)m

 

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トッケビ2次続編2 第17話 決闘

「目的はなんだ?」
シンは神父が持つ剣を見ながら、聞いた
「目的?。。そうだな、これでやり直すんだよ」
「何を?」
「・・・お前の人生だよ」
「俺の?何がやり直せるんだ?」
「花嫁との人生だよ!」
そう言うと神父は、シンの胸に剣を真っすぐに向けた

 

「やめろ!お前のやろうとしている事がさっぱり分からないぞ」
シンは後ろに下がりながら身体を横に向けてギリギリでかわし、剣を持つ神父の手首を掴んで抑えた
「ほお、流石だなシン、なまっちゃいないなあ、、、」
神父の前のシンの顔は数十センチほどしか離れていない
「ただ、残念だよ、知っているだろ?シン、俺の方が強いって事を!」
神父は剣から離した片手ですぐに、シンの肩を背中側から掴み、そのまま投げ飛ばした


「っグ。。。」
シンは倒れこんだ所ですぐに身体を返すと、神父の足元から少し離れて起き上がった
「ああ、覚えているさ、お前の強さはな、、、」
シンは顔つきが変わり、睨むように神父を見た

「お?やる気になったかシン! そうでないとこっちもやりにくい」
神父はもう一度剣先をシンに向けて構えて、突っ込んでいった
シンは先とは違う方向で剣をかわし、そのまま神父の脇に手をいれて背中側に神父の身体をやると、そのまま大きく投げ飛ばした
「ふう、、ああ、確かにお前は強かったよ、ただな、攻撃がいつもワンパターンなんだよ」

 

「あっはは、、」
神父は片手で剣を握り地面に背がついた状態で空を見て、笑った
「そうだな、自分でもわかっているんだよ、攻撃に芸がないのは
昔からそうだが、それは自分が相手に通用するかどうか、とことんやりたいからなんだよ」
神父はそういって立ち上がるとまた同じ構えでシンの方を向いた
「本気のようだな・・・」
「ああ、マジだ」
二人は間合いをはかりながら、お互い、睨み合った
ジリジリと神父は間合いをつめていった、その時、後ろの石段を上がってくる人の気配がした

 

(誰だ?こんなところに?)

 

「なにをしているですか!二人とも!!」
シンは神父の向こうにいる声の主に驚いた
「お前・・どうしてここに?」
神父はシンのその表情の変化に意表を突かれ、そのまま後ろを振りかえった

「!死神か?お前、なんでここに・・」
そこには死神の生まれ変わりである男が立っていた


「気になってきたんですよ
そんなことより、何を持っているですか、神父さん!」
男は神父の持つ大きな剣を見て顔は少しおびえたようにしているが、声は大きく強かった

「お前には関係のない・・・今は関係がない事だ」
神父は剣をシンの方へ向けて牽制しながら、男の方を視界に入る程度に顔を向けて言った
「邪魔って・・・その剣でシンさんをどうするつもりですか」
「見てりゃ、わかるよ」
神父はそういうとまた、シンの方を向いて構えた
シンもそれがわかり、両手を前にやり身構えた

 

「神父さん、やめてください!」
男は強く懇願した
「黙って見てろ、嫌なら目をつむってろ」
神父は吐き捨てるようにして相手にしなかった
男がそれ以上話さないようだったので、神父は奥歯を噛み締め剣の柄を両手で絞るようにして腰を落とし、シンの方へ間合いをつめた

 

「や、、やめ、、、やめろと言っているんだ!」
男の声色がかわった
その瞬間、男は神父の首元を掴むと、片手で神父を放り投げた
神父は遠くに飛ばされた
「っ痛・・・、なんだいったい、、」
神父は地面に転ばされた状態で口にはいった砂を吐きながら起き上がろうとした

 

「大丈夫か?」
「・・・死神、、、お前、死神なのか」
シンは男の名を死神と呼んだが、それはアダ名としてではなく、本名としてだった
「みたいだ・・・久しぶりだな、どうなっているだよこれ?」
男は生まれ変わりの前の死神の人格になっていた
「ところでアイツはいったい誰だ、なぜお前を殺そうとしている」
「いや、、それが俺もどうも分からない」
「そうか、、、だったら、とりあえず仕末してしまおう」
そういって、男は振り返り、神父の方を見た

 

「おいおい、なんだよ急に
お前、かわっちまったのか?」
神父も目の前の男が別人である事はその雰囲気ですぐにわかった
「お前だと?今、俺のことをお前と呼んだか?
なんだ、馴れ馴れしいやつだな
貴様こそなんだ、人間の分際でわきまえろ」
そういって、神父に殴りかかろうと詰め寄った


「ん?」
しかし、、、死神のその腕は上がらなかった
先に神父を投げ飛ばした時に折れてしまっていたのだ
「なんだこの身体、弱いな」
死神は重くぶら下がる動かない腕を邪魔だと思ったのか、その自分の折れた腕を反対の腕で引きちぎろうとした
「おい死神!やめろ!!お前のその身体はもう普通の人間のものなんだ
優しくあつかえ」
シンは死神にあわてるように言った
「そうか・・・仕方ないなあ、じゃあ、このままこっちの腕だけでやるか」

 

「ちょっと間抜けなところは、今も昔もかわらずだな」
そういうと神父は死神の方へまっすぐ突っ込み腰のあたりを掴んで肩に担ぎ、そのまま地面にたたきつけた」
「っグ・・・」
死神の身体は軽くバウンドしたように見えた
「身体が普通の人間なら、痛みは同じだろう?」
神父はそういって、先に投げられた時に落とした剣の方へ歩いていった
その時、神父は背中に重みを感じた

 

「残念、痛みはないみたいだ」
死神は背後から神父に覆いかぶさり、使える方の腕で神父の首を締めた
「ググ・・し、しつこいぞ」

「貴様の事は知らないが、その剣の事は知っている

それに、それはこの場所で振りまわしていいようなオモチャじゃないんだよ」

死神はそのまま締め上げていった
神父はすでに肩膝をついて剣の柄をつかんでいた

柄の先を死神の身体の方へ向け、脇腹に向かって強く付いた
「っウ・・・」
死神は締めていた腕をゆるめてしまい、シンのいる方へ投げ飛ばされてしまった

 

「大丈夫か?」
シンは死神を気遣い、起き上るのを手伝おうとした
「痛、、痛い、、、あれ?どうしたんだろう?
シンさん、僕の腕、どうかなっちゃいましたか?」
「え?お前、元にもどったのか?」
「元に?あれ、なんで僕倒れているんだろう・・確か、神父さんがシンさんの事を・・・痛!」

「お前、どうしてここに俺たちが居る事がわかったんだ」

「サンです、、彼女が何故かあの木箱を持っていたので聞いたら、ここに居るんじゃないかと教えてくれたんです・・・」
「彼女が木箱を?そうか。。後でゆっくり聞くよ、ありがとな、ここで横になってろ」
シンはそういって、男を壁にもたれさせて神父の方を向いた

 

「ああ、余計な体力使わせやがって、、、、
場所のせいか、、それともこの剣の影響なのだろうか、、
まあいい、邪魔者がいなくなった事だし、再開しようか」
神父は両手で剣の柄を握り返した

 

「なあ、ちゃんと事情を話してくれよ、何をしようとしているんだお前は、、、
何が俺のためになるっていうんだ」
シンは少し冷静になっていた
「・・・こういうの、冥土の土産にっていうんだよな
殺される理由か?教えてやるよ」

 

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